ごあいさつ
1990年代初頭の我が国におけるバブル崩壊、また記憶に新しいところでは米国のサブプライムローンを契機とした世界金融危機など、土地や建物といった不動産に対する我々の関わり方如何で、経済や社会は大きく変動します。そしてここに、「適正な不動産の鑑定評価」が強く求められる理由があります。
不動産の鑑定評価を行うにあたっては、政治・経済・金融を俯瞰するマクロの視点、過去・現在・未来を見通した地域社会・文化・伝統への洞察、個別の不動産に対する物理的・法規的・行政的なアプローチ等が欠かせません。
地方と都会での生活経験、また様々な職場での業務経験で体得してきたものを活かすことにより、皆様からの多様なご要望に充分応え得る、「適正な不動産の鑑定評価」が可能になるものと確信しております。
岩手の偉大な先人である宮沢賢治がそうであったように、自らを育んでくれた郷土に対する貢献を多くの人が胸に抱きます。中井不動産鑑定事務所は、これまでの多彩な経験に基づいた「適正な不動産の鑑定評価」の職務に精励することを通じて、郷土への貢献を果たしていく所存です。